Category Archives: 多様性

多様性 組織論 自然

【組織論 前編】人の本質は変わらない。

LINEで送る
email this
Pocket

これまでの人生の中でそれなりの数の人と関わって来ました。特に前職においてはマネジメントを担う立場から人と組織をどのように動かしていくかに苦心しました。

その中で至った人と組織に対する僕なりの見解(現時点での結論)を三部構成でまとめてみます。

まず初回は人について。

人に対する僕の結論は人の本質は変わらないということです。

人は変わらないではなく、人の本質は変わらないです。

すなわち、ある人の特徴を仮に星型(☆)とすると、

Screen Shot 2012 09 19 at 9 41 01 AM

この人は基本的には一生ずっと星型です。自然と丸型や四角形になることはありません。ただし一生このままで変化しないかというと決してそうではありません。

星型が大きくなったり、

Screen Shot 2012 09 19 at 9 39 58 AM

尖ってる部分がさらに伸びたり、

Screen Shot 2012 09 19 at 9 40 06 AM

と、星型の特徴を維持したままでプラスに変化していくことは十分に考えられます。これが成長と呼ばれるものです。当人にとって非常に望ましくかつ自然な形です。

一方で、この星型を無理やり三角形(△)に変えようとするとどうなるでしょうか。基本的にそれは対象者にとってストレスとなります。

大抵の場合、自分ができうる範囲での三角形に留まるか、

Screen Shot 2012 09 19 at 9 50 29 AM

もの凄く頑張っても、せいぜいこれくらいの三角形です。

Screen Shot 2012 09 19 at 9 50 35 AM

このように無理やり形を変えようとするのは矯正という行為で、当人にとって非常に不自然な状態です。この状況が長く続けばストレスが当人を蝕むばかりでなく、本来持っている可能性をも殺してしまいかねない危険な状況です。当人にも周囲にも良い影響は無いので極力避けた方が良い状況です。

この矯正が唯一必要となるのが、世の中で生きていくにあたり最低限の能力が身についていないとき。いわゆるしつけです。仮に最低限必要な能力を◯部とすると、

Screen Shot 2012 09 19 at 10 02 22 AM

こういう状況の場合は、ある程度矯正して◯部は身に付けさせる必要があります。ただしそれ以上の矯正は行わず、当人として自然な形での成長を促すのが良いです。

まとめると、

・人の本質は変わらない。
・本質に沿った形の自然な成長を促すべき。
・本質に逆らった矯正は最低限に抑えるべき。

となります。

以上が初回の人についての話。

上述の通りしつけの範囲を越えた過度の矯正は望ましくないのですが、組織によっては当然の活動として矯正が行われる場合があります。

それはそもそもの組織の在り方に依拠している事象なので、次回はその観点から組織のタイプについて考えてみます。

 

LINEで送る
email this
Pocket

多様性 自然 自由

10年の社会人生活を振り返ってみる。

LINEで送る
email this
Pocket

僕が社会人になったのが2002年の4月。職を離れたのが今年(2012年)の7月なので丸10年社会人生活を送ったことになります。

日本に戻ってからだとゆっくり振り返る時間を持ち損なってしまいそうなので、今のうちにその10年を軽く振り返ってみようと思います。

10年の間に在籍した会社は2社。最初に入った会社には3年ちょっと、次に入った会社には7年在籍しました。

10年を色んな軸で振り返ることができるのですが、自分として最も重要だと思う軸が「自我の有無」という軸です。

ここで言う自我が無い状態というのは自分としてやりたいことが持てておらずそれを会社に委ねていた状態。自我がある状態というのは会社とは関係無しに自分がやりたいことを持てている状態です。

ざっくり分けると最初の7年は自我が無かった状態。2年の思考期間を経て、最後の1年が自我が持てている状態です。

最初の7年は自分としてやりたいことが自分自身で分かっておらず、何をするかを完全に会社に依存させていた時期でした。もちろん何かの機会(採用面接など)に自分がやりたいことを主張する機会はしばしばあり、その時には自分はこれこれがやりたいですと言ってはいたのですが、それは今自分の目の前にある選択肢の中からやりたいと思うことを選んでしゃべっているだけで、自分の中から出てきた本来やりたいことではありませんでした。

じゃあその当時、自分として不幸であったかというとそうではなく逆に充実感を感じていました。自我が無いがために結果として自分の目の前にあるのは会社としてやるべきことのみ。それに取り組みさえすれば良いという状態なのでむしろ迷いなく働いていました。残業もあまり苦にせず積極的にやっていた時期。

会社から見ても扱いやすい存在だったかもしれません。基本的には会社の方向性には逆らわずに従順に行動していたので。もちろん能力面でのできる/できないはあり、迷惑かけたことは多々ありますが。

この状態がずっと続けばそれはそれで幸せだったのかもしれませんが、そうはいかず。

状況が変わリ始めたのが社会人生活7年目を迎えたあたり。この頃から会社としてやるべきことに対し、会社の理屈としては分かるんだけど個人として納得というか共感できないということが多々発生するようになりました。自我の芽生えです。

ただ、違和感は感じるものの自身としての軸というか信念を持てていないので、じゃあどうすればいいのか分からない状態。結果右往左往する時期が続きます。

ホントに迷走という言葉がぴったりで、何かを変えようとおかしなことを試してみたり、色んな人・モノに流されたりという日々。周りに一番迷惑かけた時期だと思います。すいません。。

こりゃあイカンなと思い、この頃から自分としての信念は何かを真剣に思索し始めます。

それが最終的に「自由・自然・多様性」という個人的な信条に結実するのですが、この原型がほぼ固まるまで要した期間がおよそ2年。この期間は正直キツかったです。暗闇の中でどこに足場があるか分からない状態で、それでも色々と踏んづけてみないといけないような感じで。これまで自分と真正面から向きあうことを避けてきたツケですね。

ただ、そうこうするうちに徐々に自分の信念が見えてきてからは気持ちが本当に楽になりました。日々の活動で何か違和感を感じても、それに対して自分なりの答えというか見解を明確に持てるようになったので。

でもって、その信念に基いて今後自分がどうありたいかを考えた結果、会社を離れようと決めたのが社会人生活9年目。その1年後に会社を離れ今に至ります。

この10年を個人的な観点でまとめると個人の信念の重要性・必要性に気づき、それを見出すことに費やした10年ということになります。その中で様々な経験の機会を与えてくれた在籍2社には本当に感謝しています。特に2社目では極めて多くの職種を経験させてもらったので、その中で色んな人の考え方や、組織の中で働く様々な力学を体感することができました。

それらの体験が今後の僕の財産になることは間違いありません。

というのが社会人生活10年の振り返りです。

自我の有無以外の軸で振り返ってみても面白そうだけど、それはまた気が向いた時に。

では。

 

 

LINEで送る
email this
Pocket

多様性

「これイイね」は○。「俺イイね」は×。

LINEで送る
email this
Pocket

今回は多様性についてのお話。

サッカーの本田圭佑選手の発言に対する為末大氏のツイートに触発されてのエントリーです。(ややこしいw)

多様性の尊重は僕は個人的な信条の一つに挙げているほど重視している概念です。

多様性を尊重する世界観においては、自分が共感できたものに対して積極的に「これイイね」と発信していくのは非常に良いことです。そうすることで様々な価値観を受け入れる輪が広がっていきます。

ただし一つだけ絶対にイイねをしてはいけないものがあります。

それは自分自身です。

自分自身に対してイイねをするとそれを見た周りの人が感じるのはひとりよがり感です。「自分イイ、他はダメ」といったニュアンスの。これは多様性の尊重とは全く逆のベクトルです。

もちろん「自分もイイし周りもイイ」というスタンスも存在しますが、あえてそういった補足が無い限り受け手が感じるのはやはりひとりよがり感でしょう。

そもそも何らかの発信をする際、発信者はそもそもそれをイイと思っています。自分の価値観に基づく自分自身の発信なので共感できて当然です。そんな当たり前のことを主張するために「俺イイね」をアピールしてもデメリットはありこそすれ、メリットは無いように思います。心のなかで「俺イイわ〜」と思っているだけで十分でしょう。

という訳で、他者の発信に対して共感できた場合は積極的にイイねをする一方、自分自身の発信に対しては「共感できるかどうか判断するのは他者」というスタンスを採るというのが良いと思います。

・・・というのがまず個人単位での話。

これが自分が所属する組織(国とか会社とか)に対してのイイねになると、ちょっと話が複雑になります。

それは相手が組織と個人をどれだけ切り離して考えられるかによって「俺の組織イイね」をアピールして大丈夫かが決まってくるからです。

両者(組織と個人)を完全に切り離して考えられる人が相手であれば、堂々と「俺の組織イイね」を言ってしまっていいと思います。それはあくまで自分ではない別の対象(組織)に対するイイねだという共通の認識があるのでひとりよがり感は発生しません。

一方で、組織と個人を同一視する人、あるいはそういった人を含む可能性がある不特定多数が対象の場合は「俺の組織イイね」はひとりよがりと受け取られる可能性が出てきます。なので無用なトラブルを避けたいのであれば控えた方が無難だと思います。

もちろんそれを承知で本田選手のように堂々と言い切るのもアリです。(そこをしっかりと承知できているのが彼のスゴイ所だと思います。)

特に対象が国となると色々絡むものが出てくるのでやっぱり複雑なところですね。

では。

 

LINEで送る
email this
Pocket

多様性 自然 自由

自由・自然・多様性を信条とします。

LINEで送る
email this
Pocket

前回のエントリーで僕が目指していく方向性について触れたので、そこを少し文章化しておきます。

僕が信条とするのは自由、自然、多様性です。文章にすると、

・自由度の最大化。
・自然な状態の追求。
・多様性の尊重。

です。これがいわゆるMy Credoってやつですね。

このブログを始めた頃(2011年11月)は、自由・自然・信頼としていましたが、色々考えた結果信頼の代わりに多様性を入れました。(信頼を疎かにする訳じゃないですよっ、信頼も引き続き大切な概念のひとつです)

さてこの3つ。なんのことはない実は3つとも同じことを指してます。要はあるがままってことです。

自由度が最大ということは制約が最小、すなわちあるがままってことですし、
自然な状態はまさにあるがままですし、
僕自身があるがままを目指す以上、当然周りの人のあるがままも受け入れなきゃーいけません。それは結果多様性を尊重することになります。

という訳であるがままを目指して色々楽しくやっていきます。

今は職も無く家も無くフラフラ旅してる完全にフリーの状態ですが、日本に戻ってからはもちろん新しい生活を創っていきます。その際、この軸を絶対にぶらさずに色々と組み立てていきたいと思っています。

余談ですが、ミスチルの歌ってあるがままの状態を目指そうっていう歌詞多いですよね。名もなき詩とか終わりなき旅とか。学生の頃から聞いてましたが、あの頃と今とでは同じ曲聞いても感じるモノが全く違うから面白いです。

あー、カラオケ行きたい。日本に戻ったら誰か是非。

では。

 

LINEで送る
email this
Pocket

多様性

ちきりんの講演聴いてきたよ!~「世界を歩いて考えよう! 」出版記念講演

LINEで送る
email this
Pocket

今日は大ファンのブロガーちきりんさんの講演に行ってきました。新著「社会派ちきりんの世界を歩いて考えよう!」の出版記念講演です。

まずは内容の勝手なまとめ。
(※当日の内容について触れているので6月21日の池袋に参加予定の方は、念のため閲覧ご注意下さい。)

今回の講演で最後に伝えられた主要なメッセージは

・正しいことなんてない。みんな違うしどんどん変わる。
・笑う力があればなんとかなる。

の二つでした。このメッセージに向け、旅行の効能として

①社会の仕組みが分かる
②発想が豊かになる
③生きる力がつく
④世界が広がる

の4つが挙げられました。

①に着いては多く具体例が語られました。印象に残ったものだと

・こんなに大量に自動販売機が置いてあるのは日本だけ。(多くの国では「お金の入った箱」を街中に放置しておくことができない。)
・新車、国産車という概念がある国はごく少数。(全て中古車、輸入車という国も多い。)
・海外で流血を伴う怪我をした際に外国人の友人に真っ先に「保険にはいっているか?」と確認された。(保険に入っていないと病院で門前払いされる国。)

などなど。いずれもへぇと唸らされるエピソードが軽快なトークで繰り広げられました。心底楽しかったです。

さて、以上の内容を踏まえて何か気の利いた僕なりの見解でも書こうと思ったのですが、良いのが思いつかなかったので冒頭に書いた二つの主要メッセージの僕なりの解釈でも書いておきます。

まず、

・正しいことなんてない。みんな違うしどんどん変わる。

これは多様性を理解する豊かな教養を持とうということだと理解しています。昨年末に聞いた講演にも通じるメッセージかな、と。今後いやが応にも様々な文化背景を持つ人と関わることが多くなる中で、相手が尊重している価値観を理解しておくことはより重要になっていきます。加えて、自分が他人の価値観ではなく自分の価値観で生きるためにも、自分がどういう価値観を重視するのかを知っておくことも重要です。その価値観が日本国内では具現化していない可能性を考えると、旅行にいって様々な価値観を知っておくことは非常に有意義です。

次に、

・笑う力があればなんとかなる。

こちらはとにかく余裕を持とうということだと思います。物事が上手くいくかいかないかは、詰まるところ余裕があるか無いかで決まることが大半です。であればまずは笑うことで心理的な余裕をつくることはトラブルの解決、解消にあたっては非常に有効だと思います。更に言えば、それをもってトラブルを解決すると経験が得られます。経験は余裕を生むので以後はより大きなトラブルに対処することができるようになります。すなわち、笑う力は複利的に生きる力の強化に効く気がします。

と、僕の解釈はこんなとこです。

個人的に直近でいくつか海外旅行を予定しているので、その前にこの話が聞けたことはタイミング的にも良かったです。アタマ使って海外の街と人に眠る色んな価値観を見抜いてこようと思います。

 

p.s.
今回のお面も気合入ってました!作るのにどんだけ時間かかってるんだろ。。

LINEで送る
email this
Pocket