おきなわマラソンを通じて嘉手納基地の中を走ってきたので、今回はその際に思ったことを。
基地内の僕の印象は閉ざされた浅いアメリカです。
でもって、僕はここには長くは住めないなーってしみじみ思いました。
順番にいくと。
まずアメリカという点。この点は特に問題ではないです。アメリカ文化はフランクで結構好きなので。
問題なのは閉ざされたと浅いの部分。
閉ざされたというのは、これはもう物理的にです。基地の周りはぐるりと有刺鉄線で囲まれており、一般人は今回のようなイベントの際にしか入れません。(もっともイベント自体はフリーマーケットやスポーツ大会などそこそこの頻度で開催されていますが)
中に住む人はもちろん閉じ込められている訳ではなく、ゲートからそれなりに自由に出入りはできるのでしょうが、事実としてぐるりと周りから隔離されている時点で僕はもうだめです。自由を全く感じられないですし、なにより不自然です。
もう一つ気になるのが浅いという点。
本国からはるか離れた地に自分たちの街を作っているので、そこに歴史があろうはずはないのですが、それにしても浅すぎます。典型的なのがこの建物。
それぞれチャペル、学校、銀行なんですがどれもおんなじような姿形してます。基地内のほとんどの建物がこんな感じでした。
建設にあたってはそれなりに合理的なんだとは思いますが、歴史や文化はみじんも感じられません。
歴史や文化をそれなりに尊重する僕としてはこの点もかなりキツいです。
というわけで、自由でなく、自然でもなく、歴史もない基地の中には僕は長くは住めないなーって思いました。
最長でも半年くらいかな。それくらいだったら、中の文化をじっくり味わう意味でも住んでみたいかも。
この先どう転んでも中に住むことになるとは思えませんが。
おきなわマラソンはそんな所感を持てるようになった、ホントに貴重な機会でした。
社会科見学も兼ねたマラソン大会。お勧めです。
では。
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