【組織論 中編】ジグソーパズル型組織とレゴ型組織。

2012/09/20 - 20:09
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独自の人・組織論。前回の人の話を受け、第二回の今回は組織の話です。

僕は組織は大きく分けて二通りあると思っています。一つが組織主体の組織。もう一つが人が主体の組織です。

組織が主体の組織において最も重視されるのは組織の目標です。その目標の実現に向けて、組織を構成する人が配置されていきます。先に明確な絵を描きその実現に向けて人(ピース)が配置されていくので、これをジグソーパズル型組織と呼ぶことにします。

一方、人が主体の組織。こちらで重視・尊重されるのは個々の人です。組織を構成する人がありきで、その人達を組み合わせて何ができるかを組み立てていきます。先に人(ピース)がありきで、その組み立てによって全体の形が造られていくので、これをレゴ型組織と呼ぶことにします。

さて、ここで前回の人の話に一旦戻ります。

前回の結論は、

・人の本質は変わらない。
・本質に沿った形の自然な成長を促すべき。
・本質に逆らった矯正は最低限に抑えるべき。

というものでした。これを踏まえると、人にとって望ましい組織は上記二つのどちらになるでしょうか?

そう、レゴ型組織です。個々の人の形(特徴)を尊重しそれを活かしながら全体が造られていくレゴ型組織の方が、人はストレス無く自然に自分の形で活動し成長することができます。

一方のジグソーパズル型組織。こちらは先に絵を描いているため、手持ちのピースで全部のパートを埋めないといけないという宿命にあります。人から見れば、各人は必ずどこかのパートに当てはめられることになります。

当然各個人の特徴と合致度の高いパートへ当てはめていくことにはなりますが、大抵の場合手持ちのピースではぴったり埋まらないパートが出てきます。そうなると本来はそのパートの形では無い人を、無理やりそのパートへ当てはめないといけないケースが出てきます。これは前回触れた通り矯正という望ましくない行為になります。

前回の最後で言及した、当然の活動として矯正が行われる場合とはこのケースに当たります。ジグソーパズル型組織はその生い立ち上、人に対する矯正を行わないといけない宿命を背負っているのです。

じゃあ、ジグソーパズル型組織よりもレゴ型組織が優れているかというと必ずしもそうとは言えません。

レゴ型組織はその構成を個々の人に依存しているため、全体像が変化しやすいという不確定要素をはらんでいます。当初掲げた具体的な目標を確実に実現するという点で言えば、最初に全体像を描くジグソーパズル型組織の方が有利です。

ので一概にどちらが良いと言えるものではないし、実際の組織はこの両方の型を組み合わせながら形作られているケースが大半でしょう。

しかしながら、その組織に所属する人にとってはレゴ型要素が強い方がストレス無く幸せに働けるのは間違いありません。

そのためにはどうしたら良いか。それは組織としての目標の持ち方に鍵があります。

という訳で最終回の次回は、組織の目標の持ち方について考えてみます。

 

 

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