宮古島から宜野湾までヨットで航海した話(後編)

2013/09/24 - 13:24
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あまりにも突然に決まった宮古島から宜野湾までの航海。前夜祭を経て、いよいよ出航の朝を迎えます。

いざ出発。

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乗組員は僕を入れて5人。僕以外はみな船のベテラン達です。

操船に当たるのは、メイン担当とサポートの2人。これを2時間交代で5人で回します。つまりまずサポートを2時間、続いてメインを2時間やり、その後6時間休憩というのの繰り返し。これで昨日船長が「お前が来たほうが楽になる」といった理由が分かりました。このシフトを4人で回すとなると、休憩が4時間しか取れないんですよね。しっかり眠るにはちょっと短い感じ。これが5人になると休憩6時間とれるようになるので楽になる、ということでした。

ちなみに、今回は乗組員全員船舶免許保持者でしたが、船舶の場合は車と違って免許保持者が乗っていれば免許を持っていない人でも(安全な水域であれば)操船できます。そりゃそうですよね、船長が一人で寝ずに操船してたら死んじゃいます。。

ただしマリンジェット(水上バイク)は、操船者自身が小型特殊免許持ってる必要があるのでご注意を。(海外なら免許無しでも乗れるところありますが)

宮古島から宜野湾まではおよそ30時間で到着の予定。船で日本一周する場合、この航路が最も長い距離陸から離れる航路になるそうです。人生初の航海が最長航路とは、なんと恵まれているんでしょうか。

さて、ライパチ的な扱いの僕が操船に入るのは数時間後なので、その間船内うろうろしてみます。

こちらダイニング。なんかもう完全に高級ホテルです。

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バーカウンター。乗組員が全員男なのがにじみ出ます(笑)

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カウンターの奥には、操船用の機器が集まってます。実はこちらがメインで、外にあるのはサブとのこと。なるほど、室内の方が安全ですもんね。

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救命ボートももちろん装備。この大きさなら、実家で操船経験あり。

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海によっては、カジキマグロ釣れるらしいっす。

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操船席を前から見るとこんな感じ。

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そうこうしているうちに、操船当番の時間が!ついにこの時がやってきた!

This is 舵輪!

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車同様、ばっちりナビが付いているので、基本的にはナビを見ながら舵を切るのが仕事になります。

障害物発見用のレーダーも付いてますが、もちろんレーダーだけに頼らず、頻繁に周囲を見回して安全を確認します。

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操船席からだと見づらい部分も多いので、立ち上がって身を乗り出して確認します。

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ナビがあるとはいえ、最後に頼りになるのはコンパス。

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比較的楽な航路を任せてくれたこともあり、大過なく操船を終えることができました。僕は初めてで緊張しっぱなしだったので2時間あっという間だったのですが、慣れてくると時間が経つのが異常に遅く感じるとのこと。

この航海中、実は操船以外にもう一つ初めての体験が。

船酔い。

今まで船を含めてどんな乗り物にも酔ったことなかった僕ですが、今回夜中に荒れだした海にやられてあえなく撃沈。ピンピンしてるベテラン勢の中、一人グロッキーに陥ってました。まだまだあまちゃんです。。

明け方には波もおさまり、順調な航海を続け、翌日昼過ぎに無事宜野湾へ到着。

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宜野湾マリーナに係留します。

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この係留、最終的には無事に完了したのですが、その方法論について係留後にベテラン勢が喧々諤々。最後の最後で「船頭多くして〜」を目の当たりにしました(笑)

と、こんな感じで人生初の航海は無事終了。いい経験でした!

船は大好きなので、これからも機会があったらどんどん乗りたいです。めったにそんなチャンスはありませんが。

ちなみに航海自体はもとより、ここで一度宜野湾に来たというのも、その後の僕の選択に大きな影響を及ぼしています。

というのも、この時まで移住先はほぼ宮古島一択で考えていたのですが、ここで宜野湾の街並みを見られたことにより「沖縄本島も全然ありだなー」と考えるようになり、最終的には宜野湾のとなり町である北谷町を移住先に選びました。

ホント、人生なにがどう転ぶか分からないです。

これからも適度に行き当たりばったり人生エンジョイしていきたいと思います。

では。

 

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