「これイイね」は○。「俺イイね」は×。

2012/09/14 - 22:30
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今回は多様性についてのお話。

サッカーの本田圭佑選手の発言に対する為末大氏のツイートに触発されてのエントリーです。(ややこしいw)

多様性の尊重は僕は個人的な信条の一つに挙げているほど重視している概念です。

多様性を尊重する世界観においては、自分が共感できたものに対して積極的に「これイイね」と発信していくのは非常に良いことです。そうすることで様々な価値観を受け入れる輪が広がっていきます。

ただし一つだけ絶対にイイねをしてはいけないものがあります。

それは自分自身です。

自分自身に対してイイねをするとそれを見た周りの人が感じるのはひとりよがり感です。「自分イイ、他はダメ」といったニュアンスの。これは多様性の尊重とは全く逆のベクトルです。

もちろん「自分もイイし周りもイイ」というスタンスも存在しますが、あえてそういった補足が無い限り受け手が感じるのはやはりひとりよがり感でしょう。

そもそも何らかの発信をする際、発信者はそもそもそれをイイと思っています。自分の価値観に基づく自分自身の発信なので共感できて当然です。そんな当たり前のことを主張するために「俺イイね」をアピールしてもデメリットはありこそすれ、メリットは無いように思います。心のなかで「俺イイわ〜」と思っているだけで十分でしょう。

という訳で、他者の発信に対して共感できた場合は積極的にイイねをする一方、自分自身の発信に対しては「共感できるかどうか判断するのは他者」というスタンスを採るというのが良いと思います。

・・・というのがまず個人単位での話。

これが自分が所属する組織(国とか会社とか)に対してのイイねになると、ちょっと話が複雑になります。

それは相手が組織と個人をどれだけ切り離して考えられるかによって「俺の組織イイね」をアピールして大丈夫かが決まってくるからです。

両者(組織と個人)を完全に切り離して考えられる人が相手であれば、堂々と「俺の組織イイね」を言ってしまっていいと思います。それはあくまで自分ではない別の対象(組織)に対するイイねだという共通の認識があるのでひとりよがり感は発生しません。

一方で、組織と個人を同一視する人、あるいはそういった人を含む可能性がある不特定多数が対象の場合は「俺の組織イイね」はひとりよがりと受け取られる可能性が出てきます。なので無用なトラブルを避けたいのであれば控えた方が無難だと思います。

もちろんそれを承知で本田選手のように堂々と言い切るのもアリです。(そこをしっかりと承知できているのが彼のスゴイ所だと思います。)

特に対象が国となると色々絡むものが出てくるのでやっぱり複雑なところですね。

では。

 

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