ソーシャルハラスメントという概念

2011/12/23 - 08:33
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先日参加したとある朝活の中でふと「ソーシャルハラスメント」という概念を思いついたのでまとめておきます。

ソーシャルハラスメントとは、ソーシャルネットワーク内での個人情報公開基準が異なる二者の間で発生する不快感、軋轢のことです。(英語としての語感は考慮してません。「ソー活」と同じくらいいいかげんなジャパニーズイングリッシュです。)

まずはソーシャルハラスメントの一例を紹介。Facebookをバリバリ活用しているAさんと、Facebookなどのソーシャルネットワークサービス(SNS)には無関心なBさん。両者が共に参加したした飲み会の集合写真をAさんがFacebookへアップし、大人数へ向けて公開。それを聞いたBさんが「なんで私の写真が公開されているのよ!」と激高。これがAさんのBさんに対するソーシャルハラスメントです。Facebookを始め実名でSNSを使う人が増えつつある中、今後はこんなトラブルが頻繁に起こるようになるのではないかと思います。

では、ソーシャルハラスメント(めんどくさいんで以下ソーハラ) を防ぐにはどうしたら良いでしょうか。

ソーハラに限らず各種ハラスメントを防ぐには二段階のステップが必要です。「軸の認識」と「大小関係把握」です。

まず「軸の認識」。ハラスメントで訴えられる人はそもそもなぜそれが問題なのか分からない人が多いです。それは人によって程度に差がある軸の存在をそもそも認識できていないからです。セクハラの背景には「性的表現の許容度」という軸が、パワハラの背景には「権力に基づく圧力の許容度」という軸があります。同様に、 ソーハラの背景にはどれだけネット上での個人情報開示を許容できるかという「ソーシャル開示度」という軸があります。まずそういう軸があることを認識しないと、 ソーハラは防げません。 無意識のうちにソーハラを犯し続けます。

続いて「大小関係把握」。軸を認識しただけではソーハラは防げません。軸に対する程度の大小ギャップがハラスメントを生むので、自分と相手のどちらの開示度が高いかを認識する必要があります。相手の開示度が自分より高ければ、自分がハラスメントを与える心配はないでしょう。むしろ自分がハラスメントの被害に合う可能性があるので、会話の中でやんわりと自分の開示度が低い事をアピールしておくのがお薦めです。

逆に自分の方が開示度が高い場合は自分がハラスメントを与える可能性があるので注意が必要です。自分の感覚で情報を公開すると、相手に不快感を与えかねません。そんな時は、「この写真公開するけどいい?」と事前に了承を得るか、念のため公開を控えるのが妥当な行動でしょう。

という風に「ソーシャル開示度」という軸の認識と、その大小関係の把握を意識することで、ソーハラは防いでいきましょう。

ちなみに、各種ハラスメントなどのトラブルの回避には「トラブルを表す言葉の存在」が非常に有効です。言葉を触媒として、軸の存在を認識できるからです。セクハラだってパワハラだってこれらの言葉が使われるずっと前からあった事ですが、 問題として取り上げられ解決策が積極的に講じられるようになったのは、セクハラ・パワハラという言葉が 広く認識されてからです。

という訳で、ソーハラを未然に防ぐには「ソーシャルハラスメント」という言葉が広く使われることが非常に効果的なのです。さぁみんなでソーハラ使いましょう。 (ソーハラしましょう!ではないです。断じて。)

で、晴れて2012年の流行語にソーハラが選ばれた暁には、ユーキャン様は是非私めを代表として授賞式へお招き頂ければよろしいかと存じます♪ 2011年12月23日現在、「ソーシャルハラスメント」での検索結果は577件。1位取れてればチャンスはきっとある!!

また一つブログを更新するモチベーションが増えました。楽しいなん。

p.s.
企業の労務担当の方、うっかりソーハラ関連のお仕事が増えたらごめんなさい。

 

(2012/4/22追記)
追加でもうちょっと整理してみました。→ 再考・ソーシャルハラスメント

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