これからの「安定した生活」とは

2011/12/31 - 17:47
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特段新しい話でも無いのですが、これからの「安定した生活」というものがどんなものなのか、僕なりにまとめてみたいと思います。ここでいう「生活」は最低限生きていけるレベルでの暮らしをイメージしています。前々回より登場頂いている(マイブームになりつつある)マズローさんが言うところの、LV2の安全欲求が満たされている状態です。その先には「生きがい」を求めるステージが続いていくのですが、そこに触れられるほどまだ考えまとまっていないので、今回は安全欲求までで。さて。まず「生活できているという状態」とはどんな状態かというと、「自分の周りに秩序が保たれており、当面生命を脅かす危険が無い状態」だと思っています。この「秩序が保たれている」というのが非常に重要なポイントです。世界(言い換えれば地球)は、もし誰も何も力を加えなければそこにあるのは「混沌」です。各々が自分の欲望のためのみに動く、なんでもありの世界です(要は北斗の拳の世界)。混沌の世界の中では、人間(を含む生物全体)は常に生命の危機に脅かされます。その中で生き延びるためには自分の周りの空間に「秩序」を作る必要があります。その秩序が自分が生きていくに足るレベルに達したとき、初めて「生活できている状態」になるのです。

で、その秩序を作るには「力」が必要です。混沌の中に力を使って秩序を作っていくのです。じゃあその力はどこから生まれるのか。一番分かりやすいのは「個人」です。最後は自分自身でどうにかするしかありません。が、尊敬すべき先人の努力により他にも力を持つ存在があります。一般的な例を個人に近い順から挙げると「家族」「会社」「自治体」「国」といったものが、それぞれに力を持ち秩序を作っています(もちろん我々はそれらに対して何らかの対価を払っています。税金とか、時間とか)。すなわち、国/自治体/会社/家族/個人 それぞれが持つ力を積み上げた結果、我々は自分の周りに「生活できる状態」を作り上げているのです。

一般的な例を挙げましたが、別に「国/自治体/会社/家族/個人」の全てを揃える必要があるわけではありません。最終的な力の総和が、必要とされる「生活力」に達していればいいので、その配分は基本的に自由です。企業に属さずフリーランスで活躍されている方は、会社からは力をもらわずその分を個人の力で補っていますし、極端な話潤沢な資産がある方であれば個人の力だけで生きていくことも可能でしょう。

ぼちぼち本題です。ではそんな中で生活を「安定させる」にはどうしたら良いでしょうか。方法は大きく二つあります。

一つ目は各種の「力」間の依存関係を極力ゆるくしておくことです。たとえば国→自治体→会社 ががっちり依存していた場合、国が倒れると自治体/会社から受けていた力も一緒に無くなってしまいます。これは非常にリスクが大きいです。となればやはりこれらの間の依存関係はできるかぎりゆるくしておくべきです。多くの会社が事業の国際化を始めている理由の一つがこれでしょう(まぁ、そもそも国際化は不可避な状況ですが。。)。

別の観点では国(というか住むところ)と家族/個人の連携をゆるくしておくことも有効です。「日本」という国にでしか暮らせないのは日本が倒れた時にリスクになり得るので、日本以外でも暮らせるようにしておく、かつ日本を離れても家族/個人が持つ力は維持できるようにしておく、というのは安定化として非常に有効でしょう。(ちょっと観点変わりますが、必要とされる生活力が低いところに住んで生活を維持するという理由で、例えば物価の安い地方でも暮らせるようにしておくというのも有効だと思います。)

特に今お国があまり芳しくない状態ですので、お国が行き詰った際にどのように生活力を維持できるかはあらかじめ準備しておきたいところです。

二つ目は敢えて書くほどでもないのですが、「家族/個人」の力を普段から極力最大化させておくことです。どうしても国/会社/自治体については個人の働きかけで力を維持し続けるのは難しい部分があります(政治/行政/経営という形でそれに取り組まれている方は、本当に素晴らしいと思います)。となればやはり家族/個人で持てている力を大きくさせておく事が個人で取れる対策としては有効だと思います。

都合の良いことに、インターネットの普及、中でもソーシャルネットワークの拡大により以前よりも「家族/個人」が社会で力を持ちやすくなってきていると思います。これを上手く使って、家族/個人で力を持っていくのは良い方法の一つだと思います(もちろん他にも方法は山ほどあります。)

と、ごくあたりまえの話ではありますが、僕なりに生活を安定させる術をまとめてみました。

今年の終盤11月20日から始めたこのブログですが、読んで頂いている方本当にありがとうございます。来年ものんびりペースで書き綴っていきますので、お付き合い頂けると嬉しいです。

よいお年を。

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