なぜ男性はカラオケで大塚愛を好むのか

2011/12/25 - 08:27
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知人のカラオケ研究家によると、男性が選ぶ『恋人に歌って欲しいカラオケソング』で大塚愛が上位に多数ランクされているそうです。

1位:さくらんぼ(大塚愛)
2位:プラネタリウム(大塚愛)
4位:大好きだよ(大塚愛)            (注:2006年データ)

なるほど、確かにこれは多い。上位独占と言っていいレベルですね。かっこいいかわいいを論じた身としてこの結果は非常に興味深いので、今回は「なぜ男性はカラオケで大塚愛を好むのか」を考えてみます。

まず仮説を立ててみます。「男性が好む」のは、女性が大塚愛を歌うことで何か男性の欲求が満たされるからではないでしょう。それは何か。人が異性を欲するのは「種として生き延びるため」なので、恐らくそれに繋がる要素が大塚愛に含まれていることがまず予想されます。他に考えられる欲求は・・・・・・イマイチ思いつかないので、ここは欲求研究の第一人者マズローさんにご登場頂きましょう。マズローの欲求段階説によると人間が持つ欲求は低次(原始的)なものから順に

  1. 生理的欲求
  2. 安全の欲求
  3. 所属と愛の欲求
  4. 承認の欲求
  5. 自己実現の欲求

だそうです。種として生き延びるための欲求はLV3ですかね。では、LV3を中心に「大塚愛のカラオケ」がこれらの欲求を満たす要素を多く持っているのかどうかを検証してみます。

検証に先立ち「大塚愛のカラオケ」を要素分解しておきます。「大塚愛のカラオケ」の構成要素は

  • 歌詞
  • メロディ・テンポ
  • 映像
  • 振り

といったところでしょうか。この中で「声」は演者固有のもので汎用性を帯びないため対象外とします。「振り」も前出の氏の場合は標準搭載かと思いますが、一般にはあまり付加されない要素なので対象外とします。

ではいよいよ「歌詞」「メロディ・テンポ」「映像」のそれぞれが、どういった欲求実現要素を持っているか確認していきます。

まずは「歌詞」。これは検証しやすいですね。順番に見ていきましょう。今回ランクインした3曲の歌詞はそれぞれこんな感じです。

さくらんぼ  /プラネタリウム /大好きだよ。

これらの歌詞の中に「種として生き延びるため」、要は子を残していくための欲求が満たされる要素を探してみると・・・ある!あるね!ウヨウヨあります!

◇さくらんぼ
・笑顔咲ク 君とつながってたい/抱き合ってたい
・あげたいものは もちろん 全力の愛です
・1つでも欠けてたら  とんでもなく 足りない!足りない!足りない!!二人の絆
などなど。タイトルの「さくらんぼ」を含め、全体的に一緒に居たい繋がってたいテイストのフレーズ満載。

◇プラネタリウム
・行きたいよ 君のところへ 今すぐかけだして 行きたいよ
・1番に君が好きだよ 強くいられる
・会えなくても 記憶をたどって 同じ幸せを見たいんだ
「会えない」世界観ですが、一緒に居たいテイストはやはり強い。

◇大好きだよ。
タイトルから歌詞からもう全部まんま。

と、まずは歌詞に男性の欲求(LV3)を満たす要素があることが確認できたと言って良いでしょう。 他のLVの欲求に繋がる要素は・・・特になさそうですかね。

続いて「メロディ・テンポ」。これ、専門的な知識が無いんで正直良く分からないです。ただ、メロディ・テンポは単なる音なのでLV2以上の欲求には関連しないと思います。関連するとすればLV1の生理的欲求。人は母親のお腹に居た頃から馴染みのある心臓のテンポを心地よく感じる、って話を聞いたことがあります。ので、テンポと生理的な心地よさは多少相関があるのかも知れません。ので、もし大塚愛の曲のテンポが人(男性)に何らかの心地よさを与えるのであれば、男性が好む理由になり得るのかなと思います。

最後に「映像」 。大塚愛、正直グッドルッキングです。PVも観てて楽しいです。それ故PV観たさにカラオケでリクエストされるということも、あるにはあるでしょう。が!!PV観たさに女性に曲をリクエストするなんて、男の風上にも置けません。不許可です。なので、これは僕の判断により「大塚愛のカラオケを好む理由」には入れません。

と、ここまでで判明したのは
①大塚愛の歌詞には男性の子孫を残す欲求(LV3)を満たす要素が含まれている。
②曲のテンポがLV1の整理的欲求を満たす可能性がある。
ということです。

②は前述の通り、今の僕の知識ではこれ以上の考察はできないのでこれ以上の深堀りは止めておきます。

①につき、他のランクインした曲はどうなのかを確認しておきたいと思います。

今回ランクインした他の曲と歌詞は以下の通りです。
3位:カブトムシ(aiko)
5位:未来予想図Ⅱ(DREAMS COME TRUE)
6位:明日への扉(I WiSH)
7位:LOVE LOVE LOVE(DREAMS COME TRUE)
8位:Story(AI)
9位:ENDLESS STORY(伊藤由奈)
10位:ハナミズキ(一青窈)

やっぱり全体的に「一緒に将来を描く」的な歌詞が多いですね。例外は10位のハナミズキ。「どうぞゆきなさい/お先にゆきなさい」「君と好きな人が百年続きますように」と、一緒に居ることは奨励しているものの、視点が第三者的です。ダイレクトに「あなたと一緒に居たい!」ではないですね。この辺が10位にとどまった理由だったりするんでしょうか。(分かってて書いてるんですが、 ランクインして曲に限らず邦楽は「愛してる/一緒に居たい」を謳ったものばかりですよね。。それも含め突っ込みどころ満載の分析なんですが無理やりまとめます。)

という訳で、「男性がカラオケで大塚愛を好む理由」は
①大塚愛の歌詞には男性の愛の欲求(LV3)を満たす要素が多く含まれている。
②曲のテンポが生理的欲求(LV1)を満たす可能性がある。
③単純に大塚愛のPVが観たい

となりました。わー、パチパチパチ。

ちなみに氏は「歌の上手さはモテ要素の一つに過ぎず、さして重要ではない。」と断じておられます。これには男性に限っては僕も賛成です。僕によれば(モテに必要な)「かっこよさ」は生きる力の強さなんですが、「歌が上手い」はイマイチ生きる力の強さとなり得ないんですよね。「歌が上手かったおかげで何とか生き延びられた」って話は聞いたことありません(本職の人は別でしょうが)。ので、「歌が上手い」は「かっこいい→モテ」にはあんまり繋がらないのです。ただ上記分析の通り異性を惹きつける力(=かわいさ)にはなり得る可能性があるので、そういう意味で「モテ」と相関するかもしれません。

以上で今回の分析を終わります。想像以上に面白かった!!メリークリスマス☆

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